安全保障のポイントがよくわかる本 武田泰裕編
安全保障のポイントがよくわかる本を読む。初学者に対して、思考を深めるための問いかけに富んだ良い本だった。
安全保障の課題となる脅威の発生源が多様化している。新しい安全保障は侵略、武力介入、大量破壊兵器などの伝統的安全保障での脅威だけでなくテロリズム、人権弾圧、通貨危機、飢饉、貧困などまでを脅威と捉えている。
サイバー兵器は核兵器にたとえられることがあるが、実は生物兵器、化学兵器の拡散防止の考え方のほうが応用が容易に思えてくる。「生物毒素兵器禁止条約(1975)」と「化学兵器禁止条約(1997)」の2つの国際条約については調べてみる必要があると思った。
安全保障のポイントがよくわかる本―“安全”と“脅威”のメカニズム
- 作者: 防衛大学校安全保障学研究会,武田康裕
- 出版社/メーカー: 亜紀書房
- 発売日: 2007/08
- メディア: 単行本
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